「観花」宜舟 gishu

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2015年 12月 11日

web花講座「古語拾遺」vol.6~10/HPから引越し

vol.6 一輪生けのこと/白百合
 葉の扱いが肝要。
 花を受けるように葉を扱うこと。
 花を受ける葉の「愛敬」、これ大事。 
 白百合(下写真)は、異端として火に処せられ、聖女となった「ジャンヌ‐ダルク」を思った。
 そよ吹く風と共に。

vol.7 風姿
 吹く風を思量すること。
 そよ吹く風に揺れる白百合。
 野を渡る風を待つ薄。
 野を分ける風に打ちなびく葦。
 「地に風を書く」如く生けるなり!!

vol.8 器の好み/破甕のこと
 岡倉天心の言葉「不完全なモノを認め、これを心のうちに完成する」。
 不完全なモノを拾い、そこに生ずる想像の余地を見抜き、補う事(心)。
 この補う行為がくもりのない澄んだモノとなり、心に残るのではないでしょうか。

vol.9 寄せ
 書の古典「麒麟抄」の一節、「木立の如くに行を寄せて書くべし」。
 消息(たより)は、相手を思う心から行を寄せて書くこととある。
 木と草(花)をいける時、木と草(花)の間が肝要。
 遠のくこともなく、近づくこともなく、草を木に寄せていける、これ大事。

vol.10 心の内
 豊原統秋「体源抄」の言葉「姿のうちに心あるように」。
 内にあるものの現われが生ける花の形となる。
 花をいけるとき、忘れてはいけない心得だ。

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# by eguchi_gisyu | 2015-12-11 00:58 | web花講座「古語拾遺」 | Trackback | Comments(0)
2015年 12月 10日

web花講座「古語拾遺」vol.1~5/HPから引越し

vol.1 蕾のいけ方
 蕾を生ける時、葉の扱いが肝要。
 蕾を「守る」ように葉を現すこと。
 蕾と葉の間にある「愛敬」の念、これ大事。
 そして、初々しく満ちあふれる、その命を愛でる!

vol.2 水際の花
 美しい花よりも、草間の水に心を留める。
 花を養っているものは何であるかを知り、水と共に花をいける!
 そして、水際の花はこの言葉に集約されると思う。
 「ちぐさにまじる沢辺かな」猪苗代兼載(いなわしろけんさい)

vol.3 ありありと
 普一国師の言葉「一切、善とも、悪とも、すべて思量するなかれ」。
 よきとも、あしきとも、思う心を離れ、ありのままの姿を見ること。
 それは、もの(花)の出生を知ること。
 そして、よきも、あしきも、共に交わるように生け、生きているものの「ありありと」とした姿を現す、これ大事。

vol.4 続)ありありと
 「ありありをもう少し具体的に」という声にこたえ今回は続編です。
 例えば、大と小を交え生けるとき、
 1)大を器にいれる
 2)小を大に思うさま引付け、大と小の差異があるままに生ける。
 そして、大も小も共に交わるように生けることで、生きているものの「ありありと」とした姿が現れるのではないでしょうか。
 日本の花の継承は論理的ではなく、審美的であり心より心に伝えるものだと思います。
 残念ながら、西洋の論理学のように明確な結論をだすというようにはいきませんが、いかないからこそ、審美的な何かが現れるのではないでしょうか。

vol.5 続々)ありありと
 宗長の言葉「緑陰花にまさる」。
 咲く花よりも緑葉の生々とした姿をそのままに観ること。

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# by eguchi_gisyu | 2015-12-10 01:36 | web花講座「古語拾遺」 | Trackback | Comments(0)
2015年 12月 08日

時々花講座/愛敬

 稽古で使った花。
 土佐水木、日向水木、榛、榛の木、檀香梅。
 椿は、加茂本阿弥、侘助、妙蓮寺。

 枝を後に高く入れ、椿を前に低く入れるとき、専好の言葉を思い出す。

  「大輪の前置は花形を守る」

 前(前置)に入れる椿は、その美しさを誇る(我意)ことなく、
 他を守るように活けること。これ大事な心也!
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# by eguchi_gisyu | 2015-12-08 10:10 | 会記「よい時によい友と」 | Trackback | Comments(0)
2015年 11月 24日

フランス

 フランスのことを丁寧語を使い「御フランス」などという。いい響きだ。
 「御イギリス」や「御アメリカ」ではどうも語呂が悪い。

 映画が好きな僕にとってフランスは憧れだ。
 ゴダール、トリフォー、べネックス、カラックス…
 好きな映画監督ばかりだ。
 それに、サルトルの実存主義は僕を導いてくれた思想だ。

 そんなフランスで同時多発テロが起きた。

 千年の間、ヨーロッパの思想と政治は宗教が支配していた。
 しかし、民衆はフランス革命により自由と平等を勝ち取り、政治は宗教の束縛から解放され政教分離を成し遂げた。

 そんなフランスで同時多発テロが起きた。

 テロリズムの語源は「Terror:恐怖」である。
 有志連合による空爆もまたテロということだろうか。
 恐怖の連鎖は終わらない。

 政治と宗教は分離できた。
 でも思想と宗教は分離できていない。(できない?)
 もし思想と宗教を分離すことができれば、テロはなくなるのではないか。

 そして、それを分離する人道的な方法は、まさにフランス革命の理念である自由、平等、友愛(博愛)ではないか。
 そんなことを思う。

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# by eguchi_gisyu | 2015-11-24 02:35 | 随想 | Trackback | Comments(0)
2015年 11月 17日

感会記/neuma

 二幅の間の椿、安らかに納まる。

  掛物二幅/写真「neuma」藤原更 作
  器/ジャグリングクラブ(19世紀)
  花/西王母椿
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# by eguchi_gisyu | 2015-11-17 01:01 | 会記「よい時によい友と」 | Trackback | Comments(0)