「観花」宜舟 Gishu Eguchi Yoshitaka

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2016年 03月 01日

感会記/still small voice

 四方を囲んだ極小の間に灯明と梅。
 梅香る天の声。


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# by eguchi_gisyu | 2016-03-01 01:22 | 会記_2013-2016
2016年 02月 29日

web花講座「古語拾遺」vol.21 一念の花/HPから引越し

 南方録の一節。
 「小座敷の花は、かならず一色を一枝か二枝軽くいけたるがよし…」

 まずは「一色」。
 一色は一念であり定まった心を現す。
 心静かに花に向かい、迷いなく花を生けたいものだ。

 そして「軽くいける」。
 大きく豪華な花は、見るからにも人の目を引く。
 しかし、奢侈を誇ることは、やがて争いごとのもととなり、徒に盛衰を繰り返すことになりかねない。

 一色を軽々と生けた花。
 それは、平和を願う一念の花ではないだろうか。

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# by eguchi_gisyu | 2016-02-29 00:50 | 花講座「古語拾遺」2013-2016
2016年 01月 11日

対談「いのち」をたべる「いのち」をいける

 新春は対談・トークライブ。
 対談の相手は管理栄養士の市野真理子さん。

 市野さんは食べることを通し命のあり方を考え・伝える人だ。
 その活動はTV番組「ガイアの夜明け」にも紹介された。

 私は「いのち」を「たべる」ことで生かされ、「いのち=花」を「いける」ことで生きている。
 どんなトークライブになるか、今から楽しみである。

 花/芙蓉 枝末に残る「いのち」ありありと
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# by eguchi_gisyu | 2016-01-11 01:55 | 会記_2013-2016
2015年 12月 15日

web花講座「古語拾遺」vol.18~20/HPから引越し

vol.18 夜咄(よばなし)の花
 夜に生ける花は、白色か黄色がよいと宗恩(利休の奥さん)が云っている。
 火の灯りの中、白色や黄色であれば、本来の色を失うことがないからだ。
 しかし、現代は電気の明かり。そこで、あえて夜に紅い藪椿をいけてみる。
 一日の終わり、紅く力強い色は明日への活力となる。

vol.19 際
 池坊専応は云う「口の細い器は、その際にて花を開かせた方がよい」と。
 口が細い器に花を入れると、何だか間延びした形になってしまう場合がある。
 そこで、器の口近くに開いた花を生ける。
 これは、葉を水際(器の口近く)に見せる椿の生け方(vol.12 椿)にも通ずると思う。

vol.20 心の花
 利休は茶の神髄を示す言葉として藤原家隆の次の歌を選んだ。
 「花をのみ 待つらん人に 山里の
  雪間の草の 春を見せばや」

 外に花を求め、目に見える色ばかりを楽しむのではなく、心の内にある花を忘れないこと、これ大事な心也!

 もうずく、満開の桜があなたを待っています。
 その桜、誰に見せたいですか。また、誰を思い出しますか。

 利休が生けた梅
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# by eguchi_gisyu | 2015-12-15 00:37 | 花講座「古語拾遺」2013-2016
2015年 12月 14日

web花講座「古語拾遺」vol.17 花生の所作を考える/HPから引越し

 世阿弥は云う。
 「せぬ所と申すは、そのひまなり。このせぬひまは何とて面白きぞと見る所…」

 所作から所作に移る「せぬひま」が見どころだと云う。
 「せぬひま」とは動作が静止するところ。
 この静止状態とは外側からは止まって見えるが心は十二分に動いている状態を言う。

 これを花を生ける所作に置き換え考えてみると、「花を器にとめる」これが「せぬひま」である。

 花をとめる所は外側からは見えない。
 つまり、花をどうとめるか。
 これが花を生ける心の所作であり、とめ方で器の上の花姿も変わる。 

 そして、花をどうとめるか。
 それは観世寿夫さんの言葉をかりる。
 「演者の姿は舞台に根が生えたような存在感を伴わねばならぬ…
 舞台で立っているということは、能の場合、前後左右から無限に引っ張られている、その均衡の中に立つということなのだ。逆にいえば、前後左右に無限に力を発して立つ。無限に空間を見、しかも掌握する…」。

 「花をいける」。それは、あたかも自生したかのように花を器にとめること。
 これが大事ではないかと思う。

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# by eguchi_gisyu | 2015-12-14 00:28 | 花講座「古語拾遺」2013-2016