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2015年 10月 19日

web花講座「古語拾遺」vol.64【日本の花の思想史】元禄/山田宗偏

 伊達に見事!この言葉は元禄の好みを表している。
 そんな時代、利休の侘びの正統を継ぐものとして、京都に宗旦あり、江戸に宗偏ありといわれた。

 「侘び」は相対表現であり、豪奢を知ってこその「侘び」である。
 豪華絢爛な大阪城に対するたった二畳の茶室があったように、元禄の時代もまた「伊達に見事」なものがあってこその「侘び」である。

 道庵(利休の子)は「伊達に見事」なものを得意としたが、宗和は「伊達に見事」なものは難しいといった。
 そこで、宗偏は「伊達」と「侘び」を調和させ花を生けた。
 その作風から椿の生け方を学ぶ。(そろそろ椿が咲き出す季節ですね)

 花の古典における椿の生け方のポイントは葉の扱いである
 利休は「花陽なれば、葉陰にて受ける」といい、葉が花を受ける「愛敬」を大事にした。
 宗偏は、この伝統を守りつつ、さらにその葉を「ハネル」ようにすることで「伊達」と「侘び」を調和させた。

 そして、「ハネル」ように葉を扱うこと。
 これが今の世の空間に合う椿の生け方ではないかと思う。

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by eguchi_gisyu | 2015-10-19 12:06 | web花講座「古語拾遺」
2015年 10月 18日

芳し

 しっとりとした朝でした。

  掛物/古紙:フランス気象台「weather report 1885」
  器/呉須赤絵徳利
  花/菊
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by eguchi_gisyu | 2015-10-18 14:40 | 会記「よい時によい友と」
2015年 10月 04日

感会記/秋思

 秋の夜、物思いにふける。

 王建(中唐)の詩より
  掛物/「冷露無聲濕桂花」宜秋書
  オブジェ/ポプリポットを香炉に見立て銀盆に据える

   零露/冷ややかな露
   無聲/音も無く
   濕/湿らす
   桂花/木犀の花、桂花は月に生えるという
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by eguchi_gisyu | 2015-10-04 22:15 | 会記「よい時によい友と」