「観花」宜舟 Gishu Eguchi Yoshitaka

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2015年 01月 20日

web花講座「古語拾遺」vol.54【日本の花の思想史】梅/見越し生け

 梅の扱い、利休と織部、そして遠州。
 3回目は小堀遠州「見越し生け」です。

 前々回は瑞祥を願う立枝。
 前回は人を思う流れ出す枝。
 そして、今回は下に垂れる枝です。

 見越しの枝のように下に垂れる枝。
 それは身を修める枝。

 世は戦国から太平の江戸へ。
 それは、禅の思想を背景とした中世から、あらたに儒学(朱子学)を御用学とした近世の始まりであった。

 武家大名であると共に伏見奉行でもあった遠州。
 下に垂れる枝は、民政管理に臨む心持であり、儒の教え「修身斉家治国平天下」が現れた花であろう。

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by eguchi_gisyu | 2015-01-20 16:56 | 2013-2016_花講座「古語拾遺」
2015年 01月 10日

web花講座「古語拾遺」vol.53【日本の花の思想史】梅/武人のなげいれ

 新春は梅の扱い、利休と織部、そして遠州。
 2回目は古田織部「武人のなげいれ」です。

 前回は瑞祥を願う立枝でした。
 今回は一方に流れ出す枝です。

 流れ出す枝は人を思う心。
 主人が花を生ける時は、よき枝を客人の方へ。
 客人が花を生ける時は、よき枝を主人の方へ。
 流れ出すように生ける。

 織部は戦国の世を生きた武人。
 死と向かい合わせの中、花入の中に投げ入れられた心。
 それは人の愁いであろう。

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by eguchi_gisyu | 2015-01-10 14:47 | 2013-2016_花講座「古語拾遺」
2015年 01月 08日

出張「感会」よい時によい友とよい花を

 茶会の花は初座から後座へ移る儀式の「時間」軸にそって飾られる。

 初座は陰。窓には簾がかかり室内は暗い。
 陽に転ずる後座。簾は外され室内は明るくなる。
 この時この「空間」に花は飾られる。
 そして、今を生きる花の「いのち」が今打ったばかりの露に白く輝く。

 このような麗しい「時間」と「空間」を演出するために、掛物や道具のオブジェをどう置き、どう花と取り合わせ、どうプレゼンテーションするか。これからの日本の花の設えを提案する会。


 「花設」茶花に学ぶ
  場/T邸
  器/見立ての器(古薬瓶)
  花/笹と八重の椿

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by eguchi_gisyu | 2015-01-08 01:12 | 「感会」よい時によい友とよい花を
2015年 01月 06日

web花講座「古語拾遺」vol.52【日本の花の思想史】梅/天神御前の花

 新春は梅の扱い、利休と織部、そして遠州。
 1回目は千利休「天神御前の花」です。

 力強く伸びる枝。これを祝枝(すわえ)といいます。
 この瑞々しい枝を天に向かってノット伸ばすように生け、瑞祥を願う。
 これが「天神御前の花」です。

 天神さんと言えば、北野天満宮。
 かの北野大茶会の地です。
 利休も文の神である天神さんを信仰していたことでしょう。

 1月25日は初天神ですね。
 いい年でありますように。

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by eguchi_gisyu | 2015-01-06 17:59 | 2013-2016_花講座「古語拾遺」