「観花」宜舟 gishu

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2014年 11月 21日

web花講座「古語拾遺」vol.51【日本の花の思想史】納屋衆(なやしゅう)

 室町末期の堺の豪商、いはゆる納屋衆は明や南蛮との貿易よって巨利を得た。
 財を貯え、自衛の武力を整えた堺。
 それは、武家の政治勢力も介入できないほどの自治都市であった。

 そんな世界を知る納屋衆は、家系相続や血統に
 拘り争う武家を冷ややかな目で見ていたことだろう。

 封建的な武家社会。民主的な市民生活。
 そして、封建的な考えからの脱却。
 それが堺という新興都市。

 千利休は、そんな自由な風が吹く新興都市堺の納屋衆である。

 しかし利休は晩年、信長と秀吉に仕え、
 封建的な武家の世と共に流れてしまった。

 豪華絢爛な大阪城に対するたった二畳の茶室は、
 封建的な武家社会に対する民主的な市民生活を
 背景にした対立・批判精神でもあった。

 そして刀をおき、茶室に入り武士が目にする一輪の花。
 それは争いのない平和を願う切実な思いが現れ形となった花である。

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by eguchi_gisyu | 2014-11-21 12:28 | web花講座「古語拾遺」
2014年 11月 13日

web花講座「古語拾遺」vol.50 袋棚の花

 南方録の紹鴎の歌に
 「我名を大黒庵といふなれば袋棚にぞ秘事はこめる」
 とある。

 紹鴎は大切な秘事は大黒天の袋に
 入れてあると袋棚のことを語った。

 薄塗や蒔絵の棚ではなく、
 木地そのままを用いた袋棚。

 このやつした心の棚には、
 平たく草花を並べ飾った。
 これを「双花」いう。

 横に並ぶ花姿は、実に優しく人の愁いを救う。

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by eguchi_gisyu | 2014-11-13 14:06 | web花講座「古語拾遺」
2014年 11月 09日

「ヨーロッパの古道具と花」展 DEE'S HALL/随想

 「DEE'S HALL」での展覧会。

 いろんなことを学び、そして刺激を受けた。
 それは、物事の切り口や思考方法であり、
 あらゆる場面における人との関係である。

 この機を大切にし、自分の内に留まることなく、
 花を信じ、花に生きる新しい花の創造に努め、
 花の仕事で返していこうと思う。

 「信あれば徳あるべし」世阿弥の言葉。

 心より感謝を申し上げます!!

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by eguchi_gisyu | 2014-11-09 16:43 | 会記「よい時によい友と」