「観花」宜舟 gishu

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2014年 02月 28日

web花講座「古語拾遺」vol.34 鶯(うぐいす)の渡り枝

 今朝、鶯の声を聞いた。

 「鶯の 谷より出づる 声なくば 山里いかで 春を知らまし」
 谷をぬけ出る鶯の姿。まさに春ですネ!

 花の古典に「鶯の渡り枝」という手法がある。
 鶯は順に枝を飛び渡り、風情のない枝に自らとまると云う。

 花を生けるとき、一番大切なのは花を見る(観る)こと。
 順に飛び渡る鶯のように一枝一枝よくよく見ること、これ肝要也!

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by eguchi_gisyu | 2014-02-28 12:35 | web花講座「古語拾遺」
2014年 02月 20日

福寿草

 先日、某料亭で福寿草の鉢植えを見かけた。
 福寿草といえば、火鉢に雪を盛り生けた村田珠光の作例を思い出す。

 低く咲き並ぶ福寿草の姿。
 少し上から眺めると、幼き頃を思い起こし、
 花がより近く、やさしく思える。

 福寿草、いいことがありそうな名ですネ。

  珠光の作例 「華鈴集」
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by eguchi_gisyu | 2014-02-20 14:28 | 随想
2014年 02月 12日

花講座「見立ての手法」について

 講座内容について、お問い合わせがありましたので簡単ではありますが説明したいと思います。

 まず、花講座「見立ての手法」は日本の花を学ぶ場です。
 テーマは「見立て」。このテーマを形にしていく正解なき稽古です。

 稽古の流れは、
  ①テーマの説明とデモンストレーション(講師)
  ②実技(受講生)
  ③ディスカッション(受講生と講師)
 と進み、気づいたことを話し合いながら視野を広げていき、花を活かし生ける方法と表現力を学びます。

 「見立て」は類異性や関連性をヒントに、とらわれることなく思いつきでどんどん連想していく手法です。
 例えば、皆さんご存知の竜安寺の南庭。白砂は海、石は島をあらわしているといいます。
 つまり、南庭を訪れた人の眼下には大海が広がり、そこには島々が点在している、そんな光景です。
 白砂を海に石を島に「見立てる」なんて、今ではあたりまえな枯山水の庭ですがとらわれることのない、おおらかなすごい思いつきだと思います。

 南庭の「見立て」はおおがかりですが「身の回りにあるものは花器になる!」という発想でどんどん連想してみてはいかがでしょう。
 是非、この機会に「見立て」で遊び、日々の暮らしを「見立て」てみませんか。どうぞ宜しくお願い致します。

 器と台を「見立て」、花を「いける」
  器と台/古瓶の残欠(17世紀)と浮標
  花/八重の椿

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by eguchi_gisyu | 2014-02-12 13:09 | 会記「よい時によい友と」
2014年 02月 07日

web花講座「古語拾遺」vol.33 見立て

 「見立て」を辞書で調べると「見て選び定めること」とある。
 これには「見る」と「考える」という二つの動作がある。

 例えば、満開の桜を見る。すると「綺麗だな~母にも見せたいな!」と思う。
 見るという行為の中には、さまざまな思いや考えがあり、
 その人を思う心があってこそ、桜はより美しくなるのだろう。

 ものを見るだけでは、そのまま通り過ぎ、美しさを見抜くことはできない。
 見ることと同時に考え、見ることと考えることが同じなるまで見。
 考え見、考えつつ見ること。

 それが見抜くことであり、美しさを見抜く心(考え)があってこそ「見立て」の美も生まれる。

 芭蕉の俳論「三冊子」から言葉を探すと、
 「心の色、物と成る」ということではないだろうか。

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by eguchi_gisyu | 2014-02-07 17:43 | web花講座「古語拾遺」