「観花」宜舟 Gishu Eguchi Yoshitaka

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カテゴリ:花人・現代美術作家として「主題と時運」( 1 )


2015年 11月 06日

花人・現代美術作家として「主題と時運」

 美は生まれ、高まり、極まる。
 物語は平安の調に生まれ、式部によって高まり、極まった。
 水墨は和漢の境に生まれ、雪舟によって高まり、極まった。
 琳派は美感の上に生まれ、光悦と宗達によって高まり、極まった。

 そして、侘び茶の湯の花は桃山の豪奢に生また。
 利休は豪奢を知り尽くし、豪奢を否定することにより、侘びの花を高め極めた。

 残念ながら極まったものを超えることはできない。
 それでも、新しい日本の花が生まれるチャンスはある。

 課題は二つ。
 一つは、日本の美の主題である「たちあらわれ、きえゆくもの」をとらえること。
 この方法を探し、繰り返すことで新しい日本の花は現前する。

 そして、もう一つは「時運」だ。
 日本の美の神が微笑むことを信じ、待つことにしよう。

 川端康成さんの文(徳)に導かれ記す。

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by eguchi_gisyu | 2015-11-06 11:07 | 花人・現代美術作家として「主題と時運」