「観花」宜舟 gishu

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2014年 06月 10日

Biography

 勅使河原宏監督作品「利休」のなかの三國連太郎さんの所作、そして茶道具や花をめでる姿に心ひかれ生花を始める。

 生花を修練するなか、川瀬敏郎先生の「たてはな」と出会う。
 その花は人為を尽くしつつも、人為の及ばない自然の美を尊ぶ花であった。そんな「たてはな」に憧れ、その美しさを紐解くため日本人の心の歴史をさかのぼる。

 「たてる」という行為の起源を古事記に訪ねると三柱の神に出会う。
 神は柱を「たてる」ことで現れるのだ。そんな垂直に萌え騰がる古代人の詩情は、大地に立つ人為と天に祈る信心の表れであろう。
 そう、生い出る生命はみな天をさしているのだ。

 そして今、天をさす信心を自然の中にさがすと神体山や神木に出会う。

 天をさすように「たてる」こと。
 自然へと切り込んでいくこと。
 そう問い続けること。
 今を生きる作家としてのテーマとする。

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by eguchi_gisyu | 2014-06-10 13:17 | Biography | Trackback | Comments(0)